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2022年1月 6日 (木)

シリア(米、露、イラン、イラク、イスラエル)で動きあり

毎度恒例の久々のブログ記事です ーー;

台湾、ウクライナ(カザフスタンも?)も要注意ですが、新年早々さっそく中東のバトルフィールドであるシリアでコトが始まった模様。

以下、ちょっと長いですが、重要な記事を引用いたします。

https://news.yahoo.co.jp/byline/aoyamahiroyuki/20220106-00276096

米主導の有志連合と「イランの民兵」がシリア南東部で砲撃の応酬を行う一方、イスラエルも南西部を砲撃
青山弘之
東京外国語大学 教授
1/6(木) 11:34

イラン・イスラーム革命防衛隊の精鋭部隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺(2020年1月3日)から2年が経ったシリアで、米主導の有志連合(生来の決戦作戦合同部隊(CJTF-OIR))と「イランの民兵」の緊張が高まっている。
自衛権の行使と主張する米国

シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸のクーリーヤ市近郊の砂漠地帯で1月4日昼頃、所属不明の無人航空機(ドローン)が「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を実施し、複数回にわたって爆発が発生した。


関連記事

米国はソレイマーニー革命防衛隊ゴドス軍団司令官の命日に合わせてシリアでイランの民兵をドローンで攻撃

これに関して、ジョン・カービー米国防総省報道官は1月5日(米東部時間1月4日)の記者会見で、爆撃ではなかったとしたうえで、次のように述べて、同地の部隊が危険に晒されたため、自衛権を行使したと主張した。

さらなる情報は米中央軍(CENTCOM)が提供することだろう。私の理解では、攻撃は爆撃ではなかった…。だが、明らかに部隊はこの地域を危機に晒されている…。我々は常に自衛権を有している。

敵の)所属を特定する立場にはない。だが、我々はイラクとシリアにいる我が軍部隊が、イランの支援を受ける民兵によって脅威に晒されているのを見続けている。

シリアで今日我々がおこなったロケット弾による攻撃、あるいは発射の責任について、あなたが話すことはできないと思う。だが、イラクでの無人航空機(ドローン)2機の攻撃についてはどうなのか?


「イランの民兵」の報復

自衛権の行使を主張する有志連合の先制攻撃に対して、「イランの民兵」が動いた。

「イランの民兵」とは、シーア派宗徒とその居住地や聖地を防衛するとして、イランの支援を受けてシリアに集結し、シリア・ロシア両軍と共闘した外国人(非シリア人)民兵の総称である。イラン・イスラーム革命防衛隊、その精鋭部隊であるゴドス軍団、レバノンのヒズブッラー、イラク人民動員隊、アフガニスタン人民兵組織のファーティミーユーン旅団、パキスタン人民兵組織のザイナビーユーン旅団などを指す。

1月5日早朝、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のマヤーディーン市近郊から、東岸にあるウマル油田に米国が違法に設置している基地、通称「グリーン・ヴィレッジ」が砲撃したのである。

この砲撃に関して、有志連合は声明を出し、ウマル油田の基地が8発の間接射撃によって狙われたとしたうえで、それが「イランの支援を受ける悪意のある者」、つまり「イランの民兵」の攻撃だと断じた。声明の骨子は以下の通りである。

有志連合は今朝、シリア北西のグリーン・ヴィレッジで8発の間接射撃によって狙われた。同地はシリア民主軍(PYDの民兵である人民防衛隊(YPG)を主体とする有志連合の協力部隊)の基地で、小規模な顧問を駐留させている…。攻撃による犠牲者はなかったが…、若干の被害が出た。

有志連合は、信頼できる有益な情報に基づいて行動し、砲弾が発射されたシリアのマヤーディーン市郊外の地点に対して、直ちに6発の砲弾を発射した。イランの支援を受ける悪意のある者が市民の安全を考慮せず民間インフラ内から有志連合とシリア民主軍に対して攻撃を行った。

英国で活動する反体制系NGOのシリア人権監視団の発表によると、ウマル油田の基地に着弾した砲弾は3発。うち1発がヘリポートに、残り2発が基地内の空地にそれぞれ着弾し、物的被害が生じた。攻撃に対して、有志連合は応戦し、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯に2発の迫撃砲を撃ち込んだという。一方、「独立系サイト」を名乗るアイン・フラートの報道によると、基地に向けて発射された砲弾は7発で、うち3発は防空システムによって撃破されたが、2発が基地から約2キロ離れた地点に着弾した。


イスラエル軍も越境攻撃を実施

有志連合と「イランの民兵」の緊張化高まるなか、イスラエル軍もシリアに対して越境攻撃を行った。

国営のシリア・アラブ通信(SANA)によると、イスラエル軍の戦車複数輌がシリア南西部に位置するクナイトラ県のフッリーヤ村一帯にある軍事拠点を狙って砲撃を行い、村の灌木地帯で火災を発生させた。砲撃時、上空にはイスラエル軍のヘリコプター複数機が旋回し、偵察・索敵を行っていたという。

米国は緊張化の原因がイラクとシリアで活動する「違法な民兵」にあるとしている。だが、そんな米国のシリア駐留も、イスラエルのゴラン高原の占領や越境攻撃も違法であることに変わりない。

あのカザフスタンでも荒れ模様、ウクライナ、カザフスタンともに旧ソ連のテリトリーです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/31cb353dbb3a4412aa8ffc2a8c15ab73cdf649ed

カザフスタン デモ隊暴徒化“平和維持軍”派遣へ

ロシアが中心となって軍を派遣するみたいですね、当然か。

10日にウクライナをめぐり米露首脳会談が予定されており、12日にはNATOとロシアの軍事と言ってもいいでしょう、会談が予定されています。

その前に、核保有国5か国による「核戦争には勝者はいない、してはならない」との共同宣言が出されましたが、どうも鵜呑みには出来ない。

その直後に中国などは、核兵器の性能の向上を図るなどと言ってますし ーー;

この両会談次第で、ある程度の今後の情勢がわかるかもしれません。

ここは第三次世界大戦、エゼキエル戦争(エゼキエル38章)、イザヤ17章のダマスコの崩壊にもつながりかねないので注意して見ていかねばと。

こうして書いて来てみると、次の聖書箇所が脳裏をかすめます。

5:3人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。

第一テサロニケ 5:3

さて、この聖書箇所が成就するかどうか?まだわからないとだけ言っておこうと思います。

やはり、中東、ウクライナ(カザフスタンのデモ、暴動もウラがあるような気がする)情勢は無視できませんね。

28:18イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 28:19それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 28:20あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。

マタイ 28:18~20

Amenです。

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黙示録、聖書預言」カテゴリの記事

コメント

今回のウクライナ危機・・・元は2014年に端を発します。あのときロシアは自国開催のソチ五輪期間中で、世界から訪れる人々を歓迎すべく国をあげて盛り上がっていました。そのときにウクライナ国内で暴動が発生。なぜかその暴動の中には銃を持つ者たちが多数(提供したのは?)いました。ソチ五輪を平和に開催したいというロシア国民の想いをあざ笑うかのような出来事でした。

そして8年たった今、プーチン大統領がNATO諸国(とくに英米)に求めている「NATOの東方への非拡大」の成文化や声明化は、英米にとっては「密約」以外では決して呑めない条件です。しかし密約ではプーチン大統領はロシア国民そしてとくにロシア軍兵士にその事実を知らせることができません。多額のコストをかけ長期にわたってウクライナ国境に展開中のロシア軍兵士たちに「目に見える成果」を与えることができなければ、いくら情報機関や警察を手中に抑えているプーチン大統領でもロシア国内での基盤は大きく揺らぐことになります。
そう考えると、プーチン大統領が選択する可能性が極めて高いのは「ウクライナへの侵攻」になると思います。

ザアカイさんが紹介された「人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る」。

今まさに「人々が平和だと言う」オリンピックが始まろうとしています。

ライブラ34569さん、コメントありがとうございます。
仰る通りですね。

あのソチ・オリンピックのどさくさ紛れで、ネオ・ナチを使ってヤヌコヴィッチをクーデターで追い出した時から火種は燻ったままでしたからね。

今回のウクライナを舞台とした対立はNATO軍=NWO VS ロシア軍の対立と言ってもいいと思いますね。
仮にガチで戦えば、EUは即降伏、米露の対決でロシア軍の勝ちでしょう。

>あのソチ・オリンピックのどさくさ紛れで、ネオ・ナチを使ってヤヌコヴィッチをクーデターで追い出した時から火種は燻ったままでしたからね。

ザアカイさん、人名まできちんと補って解説してくださり、ありがとうございます。「ネオ・ナチを使ってヤヌコヴィッチをクーデターで追い出した」こと、そうです、まさにこれが発端なんですよね。

>今回のウクライナを舞台とした対立はNATO軍=NWO VS ロシア軍の対立と言ってもいいと思いますね。
>仮にガチで戦えば、EUは即降伏、米露の対決でロシア軍の勝ちでしょう。

冷戦時代ならばNATO軍VSワルシャワ条約機構軍という明確な対立構図がありましたからそうした事態にはならなかったでしょうが、今のヨーロッパの状態では、ロシア軍部隊に補給面での懸念さえなければ独仏国境あたりまでは進めてしまう気がします(ドイツがまさかここまで陸上部隊を減らしていたとは思いもしませんでした)。
仮定の仮定ですが、そうなるとロシア軍部隊の進撃をドイツ国内あたりでくいとめるという理由で、英米は小型核爆弾、いわゆる戦術核兵器を使用するかもしれませんし、そうなればロシアも当然同じ兵器を使うでしょう。

>英米は小型核爆弾、いわゆる戦術核兵器を使用するかもしれませんし、そうなればロシアも当然同じ兵器を使うでしょう。

→可能性は否定できないと思います。
極論ですが、核弾頭搭載のICBMの撃ち合いにでもなったら、今のEUの首脳たちは即白旗挙げるような気がします。

ザアカイさん、やはり始まりましたね。ダニエル書の「熊」と思われるロシアがとうとう動き出しました。もうこれで預言の時計が刻む時間は戻らないのでしょう。

東アジアのレッドドラゴンやイスラエル周辺の状況もここから大きく動き出すと思われますが、まずはそれぞれの家庭でできる備えを抜かりなくすすめましょう。


ライブラ34569さん、いつもコメントありがとうございます。

やはり正攻法と言うべきか、ウクライナから開始しましたね。

>もうこれで預言の時計が刻む時間は戻らないのでしょう。

→ええ、私もそう思います。

まだ序盤戦、ウクライナだけではすまないでしょう。その先には、やはりイスラエルなのかな・・・
アメリカとNATO軍がどう出るか?経済制裁と非難だけに終わるのか?それとも一戦交える気があるのか?

日本も対岸の火事では済まないと私は考えます。


>アメリカとNATO軍がどう出るか?経済制裁と非難だけに終わるのか?それとも一戦交える気があるのか?

ウクライナ国内での飛行禁止区域の設定(=ウクライナの制空権確保)を断ったことで、どうやらNATO軍の出動はなく、「経済制裁」と国連の場での「非難」、そしてポーランド国境などからの「武器などの物資援助」の3つで対応するようですね。

今後は、この紛争に対して「ロシアがいつ正式な宣戦布告を行うか」が重要になってくると思われます。
実質的には大軍を投入しての戦争状態ですが、正式な外交上では、ロシアとウクライナはまだどちらも宣戦布告をしていませんので、「戦争」状態ではありません。
そのため、今は多くの国々がウクライナに様々な支援を行うことが可能です。
しかし、ロシアまたはウクライナのどちらかが正式に宣戦布告をしたときからは、両国の関係は「正式な戦争」つまり交戦国同士となり、もしも、ある国がそうなった段階のウクライナに支援を行えば、その国はウクライナ側に味方して「正式な戦争に参戦」したということになり、ロシアにとってみれば戦争上の敵国、つまり攻撃対象国となります。
このような理由から、現時点に比べて支援国を減らす可能性が高くなるウクライナが外交上の正式な宣戦布告を行うとは考えにくく、逆にロシアはこのカードを使ってくる可能性が高いと思います。
「外交上の正式な宣戦布告」はロシアにとっては、他のヨーロッパ諸国を攻撃する大義名分となるのかもしれません。


>日本も対岸の火事では済まないと私は考えます。
本当にそうだと私も思います。ザアカイさんがあえて簡潔な表現にとどめ具体的な地域名を書いておられませんので詳述は避けますが、東アジアの状況は、たとえば「外交上の正式な宣戦布告」ひとつをとっても、国連の敵国条項の対象国のままである日本にとっては非常に困難な状況になると思います。

ライブラ34569 さん、いつも鋭い洞察力おそれいります。

かなり情報が錯そうしているというか、日本は英米情報ピラミッドに組み込まれているので、真実を知るのは難しい。
情報戦では西側NWO陣営が圧倒的有利にやってますからね。フセイン、カダフィ、アサドと実証済みですから。

ただ、ウクライナで終わるということはないでしょう。
まだプロローグの段階でしょうか?

フセインやカダフィの政権は潰えましたが、シリアのアサド政権はしぶとく残っていますし、ザアカイさんがその動向を伝えておられるシリア、イラン、トルコには今後益々注意を払う必要があると思われます。

今回のロシアによるウクライナへの侵攻は、黒海を挟んで同国と向かい合うNATO加盟国トルコの動向に影響を与えずにはおかないでしょうし、イランやシリアもそれぞれの国が追い込まれている苦境を脱するのにこの事態を活用できないかを検討しているはずです。

>今回のロシアによるウクライナへの侵攻は、黒海を挟んで同国と向かい合うNATO加盟国トルコの動向に影響を与えずにはおかないでしょうし、イランやシリアもそれぞれの国が追い込まれている苦境を脱するのにこの事態を活用できないかを検討しているはずです。

→異論ありません。
シリアはロシアの属国と化してますが(シリア傭兵部隊募集という情報もありますね)、トルコとイランはしたたかで、かつてはペルシャ帝国、オスマン・トルコ帝国と侮れないですからね。

今はまだロシアとは呉越同舟と言ったところか?命題は何処で何時?
ロシアに与するか?

その反対にイスラエルとは今のところ何とかうまくやっていますが、どこで状況が変化するか?

大変な時代になりましたね。

「子羊村」でザアカイさんが触れておられた極超音速ミサイルによる爆撃・・・私は、ウクライナへの支援を行っているいくつかの東欧諸国へのロシアによる脅しととらえていますが、では、そうした国々が「ロシアの脅しに屈するか」と言われれば、それはないと思っています。

1989年の初夏のころ、当時はまだ共産圏のハンガリーを訪れていたおびただしい数の東ドイツからの旅行者たちが、そのまま西側であるオーストリアへの出国を希望しハンガリー国内に留まり続けていました。
東ドイツ政府はもちろんそうした自国民の西側への亡命を阻もうとしましたが、ハンガリー政府はオーストリアへの国境を開放し、東ドイツ国民を逃がしてやりました。
その出来事から事態は一気に動き出し、ベルリンの壁の崩壊(1989年11月)まではわずか5ヶ月ほどの期間でした。
当時はニュースを視ながら、月ごとどころか、週ごと、日ごとに大きく動く事態に本当に驚いていたもので、ザアカイさんもそのように感じておられたのではないでしょうか。

あの一連の出来事は今からまだ30年ほど前のことで、つまり現在の東欧諸国には、その当時20~30歳だったソ連による共産主義支配という「全体主義体制の恐ろしさを知る世代」がまだまだ健在であるということになります。
そうした人々に率いられている国々にしてみれば、ロシアの脅しに屈するなどは論外で、むしろロシアが、ウクライナへの支援を理由にそうした国々への軍事攻撃を行ってくることも覚悟している(表現は不適切かもしれませんが、望んでいる)のかもしれません。
それらの国々はNATO加盟国ですから、そうした事態になればNATOが正式にロシアと軍事対決しないわけにはいかない状況になるからです。
そう考えると、多国間戦争の危険性は本当に増していると思います。

ライブラ34569さん、板への投稿ありがとうございました。
相変わらず、鋭い分析ですね。

>それらの国々はNATO加盟国ですから、そうした事態になればNATOが正式にロシアと軍事対決しないわけにはいかない状況になるからです。
そう考えると、多国間戦争の危険性は本当に増していると思います。

→要はウクライナを舞台にした「ロシア VS NATO=欧米」という構図なんでしょうね。

聖書にはこの件に関しては、具体的に書かれてないので何とも言えませんが、どのような経緯で中東へ飛び火するのか?

はたまた、違った形で進むのか?今年は年明けから大変な年になる予感がします。NWO連中も本気モードで勝負に出たかな?

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