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2014年2月22日 (土)

サウジの悪童=バンダル情報長官が更迭されたらしい

本記事の命題とは論点がずれますが、ウクライナが燃えています。最新のVORの情報によるとウクライナ大統領、ヤヌコヴィッチの居場所が不明となったとか?

一部ではロシアに向かったのではないか?と言われていますが。

ソチ五輪もあと2日ほどでフィナーレとなりますし、無事終了となることを祈ります。

ウクライナ情勢の本番入りはソチ五輪が終わったあととなりそうな雰囲気であり、まだまだ予断を許さず、不確定要素が多くて流動的です。今は事態の推移を静観し何かしら見えてくるのを待とうと思います・・・よって今まで記事にもしませんでした。ロシアの裏庭で革命を仕掛けているということは、ロシアがメキシコで革命を仕掛けるようなもので、重大な意味があることでしょう。シリア型であるのは間違いないところ。

オレンジ革命の時とは、ロシアの国力は月とすっぽんであり、今度はそう簡単にことは運ばないと考えます・・・フォーカス先であるのは間違いないでしょう。

ということで本題。

結論から言うと、これで最近の中東における一連の不可解な事項が一部、氷解したような気がします。

さらにウラ読みするならば、その攻撃の矛先は間違いなくイスラエルへと向かいつつあるような・・・聖書預言的にも要注意です。

これでシリア、イラン、エジプトあたりの足かせが外れるとすれば・・・なお危険であると言えますね。リビアもカダフィ派が南部を拠点に盛り返しているようだし、カダフィの出来のいい息子であるセイフ=イスラム氏あたりが復権となれば・・・プテが水平線上に見えても来る・・・

以下、中東TODAYから。笹川財団が絡んでいるのがクセモノですが、この佐々木氏の情報は客観的で秀逸であるのは間違いないです。

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NO・3104『サウジアラビアのバンダル情報長官更迭』

 最近になって、どうやらサウジアラビアのバンダル情報長官が、更迭されたようだ。そして彼の後任には、ムハンマド殿下が就任した、という情報伝わってきている。
 今年の1月の始めに、バンダル情報長官が辞めさせられるのではないか、という記事を書いたが、どうやらそのとおりになったようだ。バンダル情報長官はやり過ぎで、あちこちから悪評が出ていた。
なかでもロシア訪問時の裏話を聞くと、ひどいものだったようで、彼の強気の発言が、ロシアがサウジアラビアに対し、ミサイル攻撃も辞さない、という発言をプーチンにさせたという話もあった。

一説によれば、バンダル情報長官はロシアのプーチン大統領に対し、シリアへの支援をやめなければソチ・オリンピックをテロで台無しにしてやる、と語ったというのだ。それを受け、プーチン大統領はサウジアラビアに対する、ミサイル攻撃を警告したというのだが?
ことの真偽のほどは分からないが、世界中で問題になっている、アルカーイダテロ組織の実質的なスポンサーであり、リーダーはサウジアラビアのバンダル情報長官だ、というニュースもあちこちから流れていた。
バンダル情報長官が仕組んだ、各種の過激な工作は、レバノンで起こった昨年11月の、イラン大使館を狙った爆弾テロ事件で、サウジアラビアがその裏にいたことが、明らかになってしまった。

こうなるとやはり、バンダル情報長官の責任問題が、サウジアラビア王家の内部で、取り上げられざるを得なかったのであろう。そのことに加え、今回のバンダル情報長官の更迭の裏には、サウジアラビア政府の対米関係、対ロシア関係の変化があったのではないか。
以前にも書いたが、サウジアラビア政府はアメリカの進める、中東問題への関与で、積極的に協力してきていた。イランに対するアメリカの締め付けや、シリアに対するアサド体制打倒で、サウジアラビアは本格的に絡み、果たして来た役割は少なくないたのだ。
 しかし、サウジアラビアが積極的に関与した、イランとシリアに対するアメリカの対応は、次第に腰砕けとなり、イランとの間では雪解けが始まっている。当初イランを攻撃するかのような、強硬な立場に立っていたアメリカは、最近になって、石油関係企業ばかりではなく、広範にわたるアメリカ企業のイラン進出が始まっている。
 シリアに対しても同様で、最初は明日にでもシリアを攻撃し、アサド体制を打倒するといきまいていたオバマ大統領は、その後、ロシアの助言もあり、化学兵器の処理を、国連に委ねることで妥協している。

 これではサウジアラビアの立場は無くなろう。それどころかイランやシリアは安心してサウジアラビアに対し、敵意をむき出しにすることが出来よう。イランは最近になり、サウジアラビア非難を強化している。
 バンダル情報長官が更迭された裏には、そうしたイランやシリアとの関係悪化、アメリカの両国に対する対応の変化などを受けた、サウジアラビア政府の外交方針変更に伴うものなのかもしれない。
 その方針変更の一端は、サウジアラビア政府がエジプトのロシアから輸入する兵器代金30億ドルを、肩代わりするという情報が、伝わってきている。これは明らかに、サウジアラビア政府のアメリカに対する、不満の表明であろう。

投稿者: 佐々木良昭 日時: 18:12 | パーマリンク

2014年02月21日

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