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2009年12月19日 (土)

イランがイラク南部油田を占拠?

UP DATE 12/21

【12月20日 AFP】イランとイラクの国境に近いイラク南東部のファッカ油田(Fauqa Field)の4号井をイラン軍部隊が占拠したとイラク側が非難している件に関して、イラン軍司令部は19日、占拠の事実を認めたがあくまでこの油井はイラン領内にあると主張した。

 イラク国営の石油会社サウス・オイル・カンパニー(South Oil Co)は前日の18日、イラン軍兵士がイラク領内にある油井を占拠し、イラン国旗を掲揚したと発表していた。ファッカ油田の推定埋蔵量は155万バレル。

 イラクのモハマド・ハジ・ハムド(Mohammad al-Hajj Hamud)外務副大臣はAFPに兵士十数人と技術者からなるイランの部隊は19日も4号井にとどまっていると語った。この油井が占拠されたのは初めてだが、イランは過去にもイラクの油田技術者の作業を妨害したことがあり、1974年には油田の掘削も行ったという。

 ハムド副外相は、18日にバグダッドに駐在するイラン大使を呼んで即時撤退を要求したとともに、イランのテヘラン(Tehran)に駐在するイラク大使をイラン外務省に向かわせ、同様の要求を行ったことも明らかにした。また1か月後にはイラク南部のシャトルアラブ川(Shatt al-Arab)沿いの地域で陸上・海上の国境を決めるイランとの合同委員会の作業が始まることになっていたという。

 米軍によると、この油井はイランの国境警備施設から約500メートル、イラクの国境警備施設から約1キロの位置にあるが、この油井がイラク領内にあることは両国間で合意済みだったとしている。また、両国が共に領有を主張している地域にはさらに5つの油田があるという。

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よくある国境紛争のようですが、状況が状況。

なんでよりによってこんな時に --;

イラン側から動いてくるとは想定外ですね・・・

とりあえず、事態の推移を静観しましょう。

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イラン軍がイラク油田を占拠、即時撤退求める=イラク政府

12月19日8時21分配信 ロイター

 [バグダッド 18日 ロイター] イラク政府は18日、イラン軍部隊がイラク南東部の油田を占拠したと発表し、イランに対し即時撤退を求めた。一方イランはイラク領内への侵入を否定した。
 イラク政府の報道官は、イラン軍兵士11人がバグダッドの南東300キロにあるファッカ油田を占拠したと述べ、「イラクの主権の侵害」と非難した。
 「ファッカ油田および第4油井からの即時撤退を要求する。これはイラクが所有している。イラクはこの問題について平和的かつ外交的な解決を模索している」と述べた。
 報道官は撤退期限には言及しなかった。また、イランが要求を受け入れない場合の対応については明かさなかった。問題を協議するため、イラクに駐在するイラン政府特使を召喚したことを明らかにした。
 イラクのハファジ内務副大臣によると、イラン軍は今週に入って越境を繰り返していた。同副大臣はロイターに対し「今日午後3時半、イラン人(兵士)11人がイラク・イラン国境を越えて侵入し、油井を占拠した。彼らはイラン国旗を立て、現在も占拠を続けている」と述べていた。
 一方、イランのメヘル通信が伝えたところによれば、イラン国営石油会社(NIOC)は油田占拠を否定した。「(NIOCは)イラン兵士によるイラク領内の油井占領を否定する」と伝えた。
 米原油先物は1414GMT時点で1バレル74.69ドルに上昇。油田占拠のニュースが伝わる前の1108GMT時点は同73.31ドルだった。1846GMT時点では同74.07ドルで推移している。

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情報が錯綜しているのでしょうか?それとも、意図的なものか?

年末のドサクサに紛れ、のっぴきならぬ状況に・・・イランは二日前にも、射程2000km以上といわれる、2段式の中距離弾道ミサイル「セジル2」の改良型を試射してます。

時期が時期だけに、状況が状況なだけに、イラク、アフガン、パキスタンと、テロの嵐、カオス状態なだけに、予断を許さない非常に危険な状態です。

90年の時の湾岸戦争前夜の状況に似てます。あの戦争もサダムを戦争に駆り出すために、アメリカの権謀術数が渦巻いていたようです・・・

イスラエルがどう出るか・・・また状況によっては、アメリカ軍が、イラク、アフガンに駐留しているだけに、直接介入してくる可能性もありそうです。

それこそイスラエルにとっては願ったり叶ったりか。

今後とも要フォローといきましょう。中東動乱で収まるとも限りません。人類の運命を決定づける事件になる可能性がありますので。

最後に繰り返しになりますが、

近未来を見極めるバイタル=キーです。流れとして

1. 世界経済 ~ 私はすでに半世界恐慌状態であると思ってます。

  来年はパーフェクト=ストームとなるかもしれません。

2. 地震 ~ 世界的に火山活動が活発化。

  伊豆半島の群発地震も気になります。

  震災が発生しないよう祈りましょう。今回は、人工地震ではないような。

3. パンデミック=コンスピレーション

  ワクチン接種が思うようにいかないようですね。この計画は失敗か?

4. アメリカのカナダ、メキシコとの国境閉鎖の噂

  テロ、戒厳令などという狂気の計画が本当に実在するのか・・・

  米軍内部でもネオコン派、愛国軍派と第二次南北戦争前夜状態なのか?ロシアの外交アナリスト、バナーリン氏によるとアメリカは内戦によって分割されるとか?ここでも、ゴグ、マゴグの「あなたの心に思いが起り」というエゼキエル書38章を髣髴とさせる。

  善良なるアメリカ市民が守られますように。

5. イランとイスラエル

  やはりこれが最大のキーポイントでしょう。これによって、アメリカ、ロシアが出張ってきたならば、我々はいよいよ覚悟を決めてサバイバルと主の大いなる護りを祈り求めねばならなくなるでしょう。

続きがありますが、とりあえずはここまで。

E_middleeast

気分転換に、平和だった時代を偲んでお宝映像です。

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コメント

中東に関して私が重要視している人のブログです。
ご存知かもしれませんがお知らせします。

http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/

空海さん、サイトの紹介ありがとうございました。
一、二度?見たことあるかもしれません (ーー;)?

>一体何がイランをしてこの時期に、イラクへの軍事侵攻と、油田の占拠をさせたのであろうか。

→ここなんですよね・・・解せないのが。まるで飛んで火に入る夏の虫ですわね。

>事情通たちはこの問題について、サウジアラビアとクウエイト、そしてアメリカとの連係プレーによるものだとしている。

→アメリカの子飼い王族国家とアメリカならやりそうですね・・・奸計めぐらしゃ世界一。
イスラエルとしても、可能ならばまだ元気なうちに、傭兵国家アメリカに叩かせたいところかもしれませんね。

ドル高、オイル高による中国潰し!!
裏を返せば、イスラエルのイラン攻撃は中国潰しになる!!
この事がキーになると考えます。

なるほど、そういう側面もありでしょうかね。

アメリカのネオコン連中は、軍産複合体が元気ゆえ、まだまだ、ある程度の影響力はあると考えますので、そう簡単にドル機軸体制、覇権をやすやすと中国に渡すことは考えてないことでしょうね。

アメリカ国内において、権力闘争があると見ていいのかな?

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