第四の獣とは?~ダニエル書より
王よ、あなたは一つの大いなる像が、あなたの前に立っているのを見られました。その像は大きく、非常に光り輝いて、恐ろしい外観をもっていました。
その像の頭は純金、胸と両腕とは銀、腹と、ももとは青銅、すねは鉄、足の一部は鉄、一部は粘土です。
あなたが見ておられたとき、一つの石が人手によらずに切り出されて、その像の鉄と粘土との足を撃ち、これを砕きました。
こうして鉄と、粘土と、青銅と、銀と、金とはみな共に砕けて、夏の打ち場のもみがらのようになり、風に吹き払われて、あとかたもなくなりました。ところがその像を撃った石は、大きな山となって全地に満ちました。
ダニエル 2:31~35
第四の国は鉄のように強いでしょう。鉄はよくすべての物をこわし砕くからです。鉄がこれらをことごとく打ち砕くように、その国はこわし砕くでしょう。
あなたはその足と足の指を見られましたが、その一部は陶器師の粘土、一部は鉄であったので、それは分裂した国をさします。しかしあなたが鉄と粘土との混じったのを見られたように、その国には鉄の強さがあるでしょう。その足の指の一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。
あなたが鉄と粘土との混じったのを見られたように、それらは婚姻によって、互に混ざるでしょう。しかし鉄と粘土とは相混じらないように、かれとこれと相合することはありません。
それらの王たちの世に、天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく、その主権は他の民にわたされず、かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです。
一つの石が人手によらずに山から切り出され、その石が鉄と、青銅と、粘土と、銀と、金とを打ち砕いたのを、あなたが見られたのはこの事です。大いなる神がこの後に起るべきことを、王に知らされたのです。その夢はまことであって、この解き明かしは確かです」。
ダニエル 2:40~45
その後わたしが夜の幻のうちに見た第四の獣は、恐ろしい、ものすごい、非常に強いもので、大きな鉄の歯があり、食らい、かつ、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。これは、その前に出たすべての獣と違って、十の角を持っていた。 わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口があった。
ダニエル 7:7~8
彼はこう言った、『第四の獣は地上の第四の国である。これはすべての国と異なって、全世界を併合し、これを踏みつけ、かつ打ち砕く。
十の角はこの国から起る十人の王である。その後にまたひとりの王が起る。彼は先の者と異なり、かつ、その三人の王を倒す。
彼は、いと高き者に敵して言葉を出し、かつ、いと高き者の聖徒を悩ます。彼はまた時と律法とを変えようと望む。聖徒はひと時と、ふた時と、半時の間、彼の手にわたされる。
しかし審判が行われ、彼の主権は奪われて、永遠に滅び絶やされ、 国と主権と全天下の国々の権威とは、いと高き者の聖徒たる民に与えられる。彼らの国は永遠の国であって、諸国の者はみな彼らに仕え、かつ従う』。
その事はここで終った。われダニエルは、これを思いまわして、非常に悩み、顔色も変った。しかし、わたしはこの事を心に留めた」。
ダニエル 7:23~28
ザアカイですm(__)m。昨日から気になっている箇所の抜粋であります・・・よくよく読み返しています・・・今までも10回近く読んでます。エントリー記事としてアップしようかと思いましたが難しいので、一度やめました(笑)。しか~し!サマリア人さんに刺激され、覚悟を決めました(^_^;)。サイナラ~(T_T)/~~~と、逃げるのをやめて謎解きに挑戦しようと思います・・・
ダニエル書は黙示録に比べると、時制的に単純明快なのですが、それだけに!ある意味黙示録以上に!難しいです(ーー;)・・・
われダニエルは、これを思いまわして、非常に悩み、顔色も変った。
とあるように、あのダニエルをして寝込むほど悩んだのです・・・私などの小物にわかろうはずもありません!でもあえてやってみます(-_-メ)。
まず2章31から35節の部分。有名なダニエルの像です。
まず純金の頭はバビロン、銀の両腕と胸はメドペルシャ、青銅の腹とももがアレクサンダー帝国=ギリシャなわけです。ちなみに歴史上それ以前に、エジプト、アッシリアという世界帝国がありました。
問題は鉄でできたスネ、鉄と粘土でできた足です・・・
私はスネは古代ローマ帝国、足が現代(要するにコンクリート)であると教わりました(小石泉牧師著 「人類の歴史は2026年で終わる」 第一企画出版、2000年 今現在絶版 P160~170)。この見方がベストだと思ってます。ちなみにエレミヤ説は、スネと足を一括りでアメリカとしています・・・古代ローマ帝国は無視できないと思うが?
足の部分をアメリカとするのが、絶対に正しいとは言い切れないので(ひょっとしたらそうかもしれないし、違うかもしれない・・・)、可能性のある他説を「ガセ」とか「ワケわからない説」として排斥し、自分の考えのみが真理とするあたりは・・・失礼ながら、正直言って私あまり好きではありません・・・
そして、人手によらないで切り出された石がキリストなわけです。再臨によって御国の到来となるのです。
ここまでが基本です。さて次に行きましょう。
第四の国をどう解釈するかですね・・・やはりスネは古代ローマ帝国で、足の部分がその末裔とするのがスッキリするような・・・ヨーロッパとも取れるし、移民の国アメリカとも取れる気がします・・・婚姻によって混ざるとあるので欧米と解釈するのも可能かと・・・私がよく使う大西洋をはさんで欧米は一つの国家であるとするザアカイ説です(ずるい論法ですね(;一_一)。
しかし「相合することがない」とあるように、お互い机の下ではナイフを突きつけあっている・・・確かに今のところ表の覇権国家はアメリカです。ヨーロッパより上。しかしあのプライドの高いヨーロッパがアメリカの言いなりになっているとは思えません。私はイギリスとイスラエルが裏からアメリカを操っているとすら見ています・・・イギリスという国を侮ってはならない。そんな単純であるなら、なんの苦労もないですよ。
次、7章へと行きましょう。
私は米ロ核戦争後、アメリカがそのスーパーパワーを失ったあと。第四の獣はやはりヨーロッパ合衆国のような気がする。アメリカはメインイベンターではなく、前座?・・・あくまで獣の母体=反キリストの母だと思う。小さい角とはEU大統領=反キリストではないだろうか?三つが抜け落ちたとあるのは、権力闘争のようなものがあるのかもしれない。
サマリア人さんがご指摘くださいましたが、この三つの国が英仏独とするのはどうでしょう?黒幕イギリス=ロスチャイルド家、ウィンザー家が、新興成金、ガラの悪いヤンキー=アメリカごときにヘコヘコするとは思えない。そしてあのプライドだけはイギリス以上のフランス・・・私には考えられない。そしてあの不屈のゲルマン魂を誇るドイツですよ・・・これまた失礼ながら(エレミヤさんゴメンナサイm(__)m)、悪い冗談じゃないかなあ~。
「聖書にそう書いてある」とよく言いますが、解釈が間違っているという疑念は全くないようです(^_^;)。黙示は取る側次第で、どうとも取れるわけで・・・長時間祈られる立派な信仰の持ち主ですが、未来を見てきたわけでもなければ、預言者ではないわけだから。現実との整合性を見て違う場合は、解釈が間違っていると思う。アメリカは必ず没落する。ヨーロッパを侮るべきではない・・・古代ローマ帝国の本家本元、発祥の地です。私もこの点においては譲れません・・・
そして三年半の大艱難時代を経て、ハルマゲドン、キリストの再臨となるのではないでしょうか?・・・
以上、独断と偏見を交えて!私なりにダニエル書を読み解いてみました・・・
私は自分の解釈が絶対に正しいなどと断定調では書きません(-_-;)。一つの仮説=可能性と捉えてください。
「いや、私は違うぞ」「私はこう解釈する」という方。遠慮なくコメ下さいm(__)m。みんなで吟味検証するのも御心かな?と思うので。
だだ、熱くならず冷静に(^_^;)。相手の考えを尊重して、トンでも説以外は誹謗、中傷なしでお願いします。しかし敵とみなせば(悪意の誤導、惑わし等)、遠慮なく排斥します(-_-メ)。
最近のコメント