ホワイトカラー=エグゼンプションと「賃金デフレ」という発想~ついでに半島勢力について少々
おそらく今年最後の記事となるでしょう。今年最後を飾るにふさわしい?(かどうかわかりませんが)今年のキーワード「二極化」、「格差社会」に対し意義申す!でもって終わりたいと思います。ちょっとびっくりしたのですが、サラリーマンの7割近くの人が、ホワイトカラー=エグゼンプションに関して知らないか、よくわからないとか・・・まさしくサラリーマン絶望の未来とでも言うべきでしょうか。仕事に忙殺され、まさしく家畜人を演じていますよね。無理もないと思いますが。
この「残業カット法案」・・・日本的発想ではありません。私が思うにそのルーツはユダヤ=タルムード、異邦人はゴイム(豚)、人間に非ずという思考からきているのではないか?と思うのです。人間の尊厳というもの、「当然もらうべき権利は家畜にはないから文句を言うな」というところでしょうか。アメリカで生まれたということは、ユダヤ帝国の法というわけです。
太田龍氏の言葉を借りるならば「悪魔に魅入られた悲劇の超大国アメリカ」でしょうか。
「絶対少数の絶対幸福」、「強いものにとっては、地上天国」といった国がアメリカ合衆国なのです。キリスト者の仮面をかぶったその実、サタン崇拝者が支配する国なのです。
それではいつものように、以下引用記事をいくつか列記します。
A. ホワイトカラー・エグゼンプション 残業手当てゼロの恐怖(保坂展人のどこどこ日記)
http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/446.html
ホワイトカラー・エグゼンプション 残業手当てゼロの恐怖
格差社会 / 2006年12月28日
今年1年にわたって「格差社会」のことを考えてきた。例えば、国民年金では暮らせない、生活保護世帯の受給額の半額以下だという声が「年金問題」で溢れていた。誰がどう考えたって、国民年金支給額の引き上げが政策課題だろう。しかし、「小泉・竹中」構造改革病にかかると、まったく逆の結論を出してくれる。「生活保護世帯支給額を国民年金並に削減せよ」という逆転の発想だ。正規雇用と非正規雇用の賃金格差がそんなにひどいなら、正社員の給料が高すぎるのだ。収入のいいサラリーマンには、時間あたりの残業手当を支給することなしに雇用が出来るように制度改革したい。これか残業代ゼロのホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)だ。
厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会分科会は27日、労働時間規制を撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)導入を労働側委員の反対を押し切って決定した。厚労省は年収8百万-9百万円程度以上を想定しており、働く時間の裁量が広がる一方、残業代が支払われなくなる。東京新聞の一口メモによると、
<メモ>ホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外) 1日8時間、週40時間の労働時間規制が適用されず、働く時間の自己裁量が広がる代わりに、残業代が支払われない制度。もともとは米国の労働時間制度の一つで「管理や運営、企画の仕事をする労働者を対象とした適用除外」との意味。「制度導入の検討を進め、2006年度中に結論を出す」とした規制改革・民間開放推進会議の3カ年計画が3月に閣議決定されたことを受け厚生労働省が導入を検討していた。(東京新聞・
12月28日)
ということだ。「年収の高いサラリーマンは、労働時間の自己決定権が与えられるのと同時に、残業代がいくらなどという請求はしませんよ」という制度だ。ベトナム反戦当時のフォークの神様、岡林信康が『それで自由になったのかい』の歌声がよみがえってくる。この制度導入によって、企業の労働分配率はますます下降し、年収4~6百万円の中堅層も賃金下降圧力を受ける。会社のヒエラルヒーが健在である以上、上層の賃金下降は最底辺にまで影響する。間違っても、格差解消にはならず、「勝ち組」は企業や政治家、資産家の二代目、三代目だけという澱んだ社会になる。
労働時間の自己決定権を本当に行使するなら、「家に帰って食事して、昼寝してからまた戻ります」と平然と言えるような職場環境でなければならず、末梢神経まで「会社人間」という日本人の企業文化から考えると、残業代だけがゼロになるという結果を生む。やりたい放題の自民党政治に対して、全国一斉のストライキを構えるぐらいのことをやらないと労働組合の存在意義はなくなる。
来年の国会での大きな政治テーマだ。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/80c9a6f98808d234fe1b9f2fb74e5409
B. 正論】総合研究大学院大学教授・池内了 「賃金デフレ」の時代に思う/人間使い捨てのワーキングプア(産経新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/497.html
産経新聞の【正論】とは思えないほどの宇宙物理学者による「正論」である。以下は http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/061229/srn061229000.htm からの転載。
【正論】総合研究大学院大学教授・池内了 「賃金デフレ」の時代に思う
総合研究大学院大学教授・池内了氏
■人間使い捨てのワーキングプア
≪空費した10年があった≫
大学生の娘が毎日早朝のアルバイトに出かけている。時間給が800円だという。それでもまだ最低賃金よりは高いらしい。1日2時間、1週間毎日働いて1万円そこそこにしかならず、「バイト料が安い」と文句を言っている。「バイトだから仕方がないね」と慰めるつもりで言ったら、「まだバイトだからガマンができるけれど、派遣や請負の人だって同じような待遇だよ。こんな仕事しかないのなら、私たちは働く意欲を失ってしまう」と鋭く糾弾されてしまった。
日本は長らくデフレの時代が続いた。商品が安いのだから生活は楽になるはずなのに、そうはならなかった。数を売っても売上額が伸びないから儲けが少なく、従って人件費も安く抑えられたからだ。当然、生産意欲や消費意欲が活性化せず、企業のリストラや倒産が相次いだ。生きる目標を失った自殺者が3万人を超え、異様な日本になってしまった。
いつまでも右肩上がりが続くはずがないことを知っており、いずれ低成長の時代が来るといわれながら、それに対する有効な施策(例えばワーキングシェアや勤務時間の短縮)を講じないままズルズルと時間だけを空費した10年であったのだ。
≪実感乏しい最長好景気≫
現在、景気が回復したといわれ、史上最長の好景気が続いているはずなのに、私たち庶民にはその実感が乏しい。大企業は潤っても、中小企業や個人事業主は業績が回復していないか、デフレ時代のままの低価格を押し付けられているためだろう。好景気といわれながら、中小企業の倒産が相次いでいるのがその証拠である。
政府の施策も、企業(法人)減税や高所得者の累進税制の緩和など大企業や富裕者を優遇し、年金負担や医療費などを引き上げて低所得者には厳しい。格差が大きくなる一方といえる。
その根本に、人間の使い捨て政策が大手を振っていることがあるように思える。正社員としての雇用は手控えたまま、派遣労働、請負労働、パート労働と、賃金を安く抑える形態の雇用が増えているからだ。
リストラを継続して行う一方、低賃金労働ばかりを増加させているのである。正社員においても、身銭を切って架空の契約をつくらざるを得ない「自爆」が増え、さらに労働時間自由裁量制で合法的に超勤を無払いにする制度が提案されている。
不況の時代に考え出された安上がり労働施策が、好況になった現在においていっそう過酷な形態で推し進められているのだ。現在の好景気は低賃金労働を踏み台にした仇花(あだばな)なのではないだろうか。
私は、これを「賃金デフレ」と呼んでいる。
商品のデフレは克服されても、より条件の悪い雇用形態しか選べない人々は、より低い労働賃金に据え置かれたままであるからだ。ワーキングプアという新しい階層が出現する所以(ゆえん)といえる。
「昨今はじっと手を見る人が増え」という石川啄木をもじった川柳もあった。特に20~30歳代の若い層に矛盾が集中し、やむを得ずフリーター生活を余儀なくさせられている人も多い。娘の言うとおり、夢が抱けない若者を作り出しているのだ。これでは結婚もできないから、少子化は加速されるばかりである。フリーターといえば、かつては会社に縛られない自由な生き方を選ぶ若者を意味したが、今や定職に就けずにアルバイトで食いつないでいる失業者予備軍のことを意味するようになった。フリーターといういかにも気楽な人間を連想させる呼称を変えねばならない。
金持ち優遇でますます肥え太る一握りの富裕層と低賃金でこき使われる疲労困憊(こんぱい)した多数の貧困層、そのような格差社会が露骨に姿を現しているのだ。それは、近視眼的には経済の状況を回復させるかもしれないが、長期的には国家を衰微させることにしかならないだろう。
≪労働時間をシェアする≫
もっと多数の人々を正社員として雇用し、仕事の量に応じて労働時間を互いにシェアしていく、そんなシステムをさまざまに工夫し、安心して働ける職場環境をつくっていくことこそが(特に大企業に)求められている。
冷戦が終わって独り勝ちのように見える資本主義だが、人間を大事にしない風潮が続くと、いずれ破綻(はたん)してしまうのは必定だろう。経済学には素人の私だから見当違いかもしれないけれど、確かに資本主義の腐朽が進んでいるのは確かなようである。(いけうち さとる)
(2006/12/29 06:59)
C. 記者の目:06年に一言 フリーター「奴隷ですから…」=東海林智(社会部) (毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/378.html
記者の目:06年に一言 フリーター「奴隷ですから…」=東海林智(社会部)
◇労働の尊厳奪う格差社会--いじめ、過酷残業も拡大
「奴隷ですから……」
この1年、労働現場を取材する中で、派遣労働者や携帯電話で日々の仕事の紹介を受けるフリーターからたびたびこの言葉を聞き、ドキリとした。憤り、恨み、あきらめ……。ニュアンスこそ違え、そこには「人として扱ってくれ」という強烈な思いが感じられた。
「格差社会」が注目を集め、正社員と非正社員としての働き方や少子化、教育など、さまざまな角度から「格差」が論じられた。そんな中、「再チャレンジ」を掲げる安倍晋三首相が登場した。再チャレンジにケチを付ける気はない。そうした制度を整えるのは大事なことだ。だが、気になるのは、格差の底辺に置かれた人たちが「労働の尊厳」まで奪われているということだ。そして、それは働く者すべてに広がりつつあるように感じる。
神奈川県内に住む男性(42)は、携帯電話で日々の仕事の紹介を受けて生計を立てている。今年2月、大手人材派遣会社に解体現場での仕事を紹介された。「マスクを買って行って」と指示があった。もちろん自前だ。100円マスクを手に、着いた現場で派遣先の社員は防毒マスクのようないかめしいマスクをつけていた。アスベスト(石綿)を使っていた施設の解体現場だ。作業が始まると、ほこりで1メートル先も見えない。派遣のバイト4人はせき込みながら貧弱なマスクで作業をした。これで交通費1000円込みの日給は8000円。マスク代や税金などを差し引くと手取りは6000円程度だ。
日々紹介を受ける仕事。行ってみないと現場の様子は分からない。危ない現場でも断っていたらすぐに干上がる。こんな仕事を月25日しても、手取りは15万円に満たない。仕事の紹介がない月は月収が5万円以下の時もある。有給休暇も雇用保険もない。自動車工場や公共施設などを転々とした職歴。どこも1年以上の雇用を約束してくれなかったからだ。「安い命でしょ。僕らには何をしてもいいんですかね」。働く喜びや誇りはどこにもない。
派遣社員で事務の仕事につく女性(40)は、数カ月ごとの細切れ契約を繰り返しながら働いた。海外留学で鍛えたネーティブ並みの英語力も時給には反映されない。契約外の翻訳もこなし、賃上げを求めると「あなたの賃金は物件費で扱われているから無理」と言われた。税金の関係で物件費に回されているのだが、女性は「働いているのに人件費にさえカウントされないと思うと、情けなくて涙が出た」とこぼした。
他にもガラガラの社員食堂を使わせてもらえず、プレハブ小屋での食事を強いられた請負会社の社員、牛丼屋のバイトを3年続け、「誰よりもうまく盛りつけられる」と誇りを持っていた仕事をバイトだからと一方的に解雇された若者……と、切ない話をいくつも聞いた。
だが、非正社員だけではない。労働の尊厳を奪うような状況は、正社員の間にも広がり始めている。職場での陰湿ないじめがそうだ。「ダメ社員」と決めつけ「再教育」の名で業務とは関係のない書類の廃棄作業を延々と続けさせたり、倉庫での一人だけの在庫確認を強制して退職に追い込む。こなし切れない業務を負わされ、終わることのない仕事を強いられる。労働相談を長年続けている日本労働弁護団は「過去に経験したことのない異常事態」と、いじめ相談の多さに驚く。
長時間労働もそうだ。厚生労働省の調査でも30代、40代前半の男性労働者の4人に1人は週60時間以上働いている。これは月にすれば80時間以上残業していることになり、過労死の危険性を指摘されるラインに達する。夫を過労死で亡くした遺族はこう言った。「残された子供は『一生懸命まじめに働いたってお父さんは死んじゃったじゃないか』と言いました」。別の遺族は「人間として生きていけるような労働の在り方を実現してほしい」と訴えた。
不安定な雇用の下、低賃金で働くか、正社員として死ぬまでこき使われるか。極端な言い方かもしれないが、労働の尊厳を奪うこうした働かせ方が格差の下敷きになっているように思えてならない。「再チャレンジ」した先にたどりつくのが同じように命を削るような働き方をする正社員であるのだとすれば、そこに希望は感じられるだろうか。
繰り返すが、「再チャレンジ」のシステムを作ること自体は否定はしない。だが、そこには「人間らしく働く」という基本的な要求が満たされていなければならないと思う。それに向き合わない、格差解消、再チャレンジの言葉はあまりにも軽く、空々しい。
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「記者の目」へのご意見は〒100-8051 毎日新聞「記者の目」係へ。メールアドレスkishanome@mbx.mainichi.co.jp
毎日新聞 2006年12月26日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20061226ddm004070045000c.html
ー以上引用ー
*私の言いたいことはほとんど代弁してくれています。
ただ最後に一言、経団連の売国奴連中、特にトヨタの奥田某、キャノンの御手洗某(ファーストネームなど忘れた)。あなた方の顔を見ると反吐が出る。絶対悪と対話するのは愚かしい。
あなた方にこの叫びが聞こえるだろうか?弱者の痛みがわかるだろうか?わかるわけないか・・・権力に媚びへつらい、日本人の誇りを捨て、マモニスト(拝金教信者)と化し、人を踏み台にし、犠牲の上にあぐらをかく。あそこまでいくと、本当に日本人の血が流れているのか?と疑ってしまう。ひょっとしたら、文鮮明率いる統一凶会の下僕であって、在日半島系ではないのか?と疑ってしまう。だったら反日、日本憎しで、日本人を苦しめるのを生きがいとするのが理解できる。隠れ朝鮮人なのではないのか?(朝鮮人が皆悪であると言っているのではない、ぺ=ヨンジュン、パク=ヨンハ氏などは、いい霊性の持ち主だと感じるが)
* ここで知らない人のために・・・統一凶会、池○大作率いる、創○学会は在日半島系であり(一般信徒は知らないようだ)、自民党に対し資金援助をしており、裏から操っている(いつの間にか半島勢力に乗っ取られたようだ、おそらく経世会の没落とともに)。小泉獅子郎、安倍、中川○直なども半島系の疑惑がある。何でも小泉の出自は、九州の鹿児島(だと思った)の在日部落出身の日本姓鮫島である・・・という話を聞いたことがある。
どうりであれだけ日本と日本人に対し、冷酷無比なことができると思ったわ。日本人じゃないのだから。日本人を憎んでいるのだから。
なお文鮮明はロックフェラーのお気に入りの忠実なる下僕であって、ワシントン=ポストのオーナーでもある。極東におけるユダヤ世界権力の代理人でありユダヤ=マネーの極東支配人でもある。いわば統一凶会は創価と並び政治謀略機関であり、単なるインモラル=カルトではない。ユダヤ国際金融財閥=サタニストの下請けなのだということをご理解いただきたい。
これがわかると今の日本の支配体制が少し見えてくる。要するに旧福田派は、半島系のエージェント?といったところか。
話がそれました、お許しください(文体が元に戻ります(;一_一))
主イエス=キリストは、「自分を愛するように隣人を愛せ」「自分がして欲しいと思うことは、人にしてあげなさい」(反対解釈するならば、「自分がいやだと思うことは人にはするな」ということ)と福音書で述べています。我々キリスト者は、価値観がバッティングした場合、聖書に絶対基準と回答を求めます。人間の良心やこの世の基準というのは悲しいかな、限界があります。
株主と会社の利益のためになどと屁理屈を言いますが、その前に「一人でも多くの国民が平和に安心して暮らせる世の中、社会を打ちたてよ」と言いたい。
主が今現在、物質社会にいたならばこう考えるに違いないと思うのです・・・
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