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2006年8月29日 (火)

極東における日本の地政学的リスク

今回はまず初めに、以下の二つの記事を見ていただきたいと思う。

A. 「戦時内閣」としての暴走の危険性(保坂展人のどこどこ日記)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo25/msg/705.html
投稿者 どん兵衛 日時 2006 8 26 22:55:50: 7oUaiPRSj3bnA 

「戦時内閣」としての暴走の危険性

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/

政治 / 2006年08月25日


鳥肌が立つという言葉がある。政府・自民党は、秋の臨時国会の開会を9月22日に決める方向で調整しているという。従来は29日としていたが、1週間前倒しで会期を十分にとるためだという。安倍氏圧勝を予想して、自民党新総裁が現職官房長官である期間を圧縮するためと言われている。「教育基本法(教育勅語?)」「憲法改正・国民投票法」「共謀罪(治安維持法?)」と通常国会での積み残しを一挙に巨大与党の力で処理し、「防衛省設置法」「自衛隊海外派遣恒久法」へと突き進み、日本版・国家安全保障会議設立と文字通り「戦時内閣」の色彩を強めて暴走する気配である。
夏休みの後半、子どもが被害者になったり、加害者になる事件も続出している。宮崎県の定時制高校の男子生徒(16歳)は、自宅近くの堤防で女子生徒と話していただけで、後ろから刺されて絶命した。また、埼玉県で小6男子が焼死した火災は中1の長男の放火だったことがわかった。「夏休み」は全国的に短縮の傾向にある。そして、学校が再開される直前のこのシーズンは、子どもたちが思い詰めたり、衝動的な行為に走りがちな時期である。

8月15日の小泉靖国参拝は、その後の世論調査で「反対」を「賛成」が上回っていると伝えられている。昨年の郵政解散・反対派殲滅のための刺客騒動と自民党圧勝と、今回の内外の反対を押し切っての参拝は「実力行使」ということで共通のものを持っている。「強い者が勝つ」「反対派は抵抗勢力」というような単純な図式はこの国の人々を荒廃させた。しかし、わずかな救いは小泉総理が「二度と戦争をしない」と言い続け、「共謀罪」などにも慎重姿勢をとったことだった。今となってみれば、「戦後民主主義」の残滓が小泉総理には残っていた。

ところが「美しい国」を標榜する安倍氏は、「戦前の社会」を否定しない。それどころか、かつての「戦争の反省」を名言することもなく、後世の歴史家の判断に委ねるというのだから、歴代自民党総理で初めて、政権担当者として「平和主義」「専守防衛」「非核三原則」などをかなぐり捨てる可能性が強い。格差社会で滞留する不満が「中国・韓国・ロシア」などの近隣諸国に対しての「強硬姿勢」に吸収されるような気配があれば、戦争を求めるファシズムがよみがえる。
臨時国会の入り口で、我々野党がしっかりと暴走阻止戦線を構築して、全力をあげないと大変なことになるという実感を噛みしめている。

(小生のコメント)
・・・・そして、本日、自衛隊の海外派遣、恒久法必要と安倍氏―Yahoo!読売新聞 - 天木ファン 2006/8/26 00:00:52 (5)

来年9月の参院選で政権交代かどうかはわからんが、それまで「安倍総理」であれば、戦争準備は如何ほど進んでいるだろう?

B. 太田龍の時事寸評

マイケル・ハウプトは、第三次世界大戦の第一局面が始まろうとする現情勢を、どう見るか。    

更新 平成18年08月28日22時48分


平成十八年(二〇〇六年)八月二十八日(月)
(第一千七百八十六回)

○マイケル・ハウプトは、やむを得ない事故のために、過去四ヵ月
 休んで居た、

○第三次世界大戦(アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付
 書簡に示されたイルミナティのアジェンダによる)についての、
 インターネット上のニューズレターの発信を再開した。

○新しいニューズレターの要点は、次の通り。

  (1)レバノンに於ける、ヒズボラのイスラエル軍に対する勝利は、
     アラブ人を大変勇気付けた。

  (2)アラブ人は、IDF(イスラエル軍)を打ち破ることが出来る
     と信じるように導かれる。

  (3)西側諸国は、
     イスラムがイスラエル及び中東に於ける西側勢力を攻撃する
     とき、それを口実として、アラブ世界を破壊するであろう。

  (4)第三次世界大戦は、イスラエルとアラブ諸国との戦争によって
     開始されるが、それは、朝鮮半島での戦争に発展し、

  (5)次に、中共中国の台湾への侵攻と成る。

  (6)英国諜報=警察治安機関が摘発したと言うイスラム勢力による
     対航空機謀略なるものは、完璧なペテンである。

  (7)しかし、
     これは、来るべき、国際航空路線の閉鎖への合図である、

  (8)西側諸国は、おとなしくこの閉鎖を受け入れるであろう。

  (9)最近ブッシュは、ウィスコン州グリーン・ベイで米国が
     イスラムファシストと戦争状態にある、と演説した。

 (10)このブッシュ演説はきわめて重要である。
     それは、全イスラムに対する米国の宣戦布告へと発展させら
     れるであろう。

  以下省略。

○このマイケル・ハウプトの論評は、概ね、的確であろう。

○しかしこれは、ハウプトが述べて居るようにアルバート・パイクの
 第三次世界大戦のシナリオの第一局面についての論評である。

○日本はそこでどう成るのか。

○ハウプトが予測して居るように、ペテン的「イスラム・テロリスト」
 の攻撃なるものを口実とした、全世界の航空路線の閉鎖、が実施され
 るようなことが生じたとすると、

○日本は、どう反応するであろうか。

○日本人にとっては、それは、
 青天の霹靂のようであって、大いに、驚くであろう。

○しかし、ここでの問題の本筋は、

○日本が欧米西側と同じ陣営に入って、イスラム世界に対する
 全面戦争に突入せよ、

○と、米国(イルミナティ)によって要求されること、

○そしてその要求を、ただちに、現在の自民党政権は百パーセント、
 受け入れるであろう、

○と言うところに存在する。

○我々は、日本が欧米(イルミナティ)帝国主義と共にイスラム世界
 に対する全面戦争に参戦することに、反対である。

○しかし、羊の群れの如き現在の日本人多数派は、どうするのか。

 (了)

ありもしない想像上の棍棒を北朝鮮に対して振りまわした「安部外交」を嘲笑した「ニューズウィーク日本版」。
そしてそれが予告するもの。
   

更新 平成18年08月22日22時46分


平成十八年(二〇〇六年)八月二十二日(火)
(第一千七百八十回)

○今年七月、北朝鮮のミサイル発射問題についての日本政府の態度に
 ついて、

○「ニューズウィーク日本版」は、

○想像上の、架空の棍棒を振りまわした「安部外交」を嘲笑した。

○この件については、

○小沢民主党代表が、
 日本政府は、アメリカにハシゴを外された、

○と論評して居た。

○この問題を、日本のマスコミは殆んど全く論評して居ない。

○しかしこれは、今後、日本が引きずり出されるであろう東アジアに
 於ける戦争の泥沼を、

○先駆的に示す重要な情景である。

○米国(イルミナティ)は、日本を意図的に罠に嵌めようとして居る。

○日本を、中国、韓国、北朝鮮との武力衝突に誘導するのである。

○日本の国賊売国奴権力エリートは日米同盟が在るから、
 中国、韓国、北朝鮮など、問題外だ、

○と、妄想して居る。

○しかし、米国(イルミナティ)は、
 中国、北朝鮮が本格的に日本に対する戦争を仕掛けても、

○日本を見殺しにする方針であろう。

○にも拘わらず、
 幼児的夢の世界に生きて居る売国奴日本のエリート権力階級は、

○死んでもその現実を見ようとはしない。

○中共中国は間もなく自壊する、
 と言ったことを主張する人々も日本には存在する。

○イルミナティサタニスト世界権力は、そんなことは「百も承知」である。

○中共中国の内部崩壊の危機が切迫すればするほど、

○ますます、中共中国がその危機を日本に対する武力戦発動によって
 突破しよう、と言う方向へ、

○中共政権を、イルミナティは、誘導するのである。

○白痴にひとしい日本の権力エリートには、

○しかしながら、そんな「高級」な話しは通じない。

○それでは日本民族はどうしたら良いのか。

○日本民族有志が真実に目覚める他に、いかなる道もあり得ない
 のである。

 (了)

ザアカイのコメント:

もし中東方面で、ダイナマイトに火がつけられたら・・・おそらく極東地域も無傷というわけにはいかないでしょう。中国=韓半島連合軍(その時までに朝鮮半島は中共によって、統一されているかもしれない)が台湾を併合し、日本をも併合しようと侵略してくる可能性は否定できません。

最近この記事以外でも、中国の脅威を煽る著書が多数出ています。一方アメリカのプロパガンダに乗せられているとする論客がいるのも知っています。意図的に中国敵視を煽っていると。私も最初はそういう意図が見え見えであると推論しておりました、アメリカによる日中衝突戦略であると。しかし最近、北のミサイル発射以後、見方が変わってきました。だめ押しとばかりに「中国は日本を併合する」平松 茂雄著 講談社 を読んでからはなおさらです。プロパガンダに乗せられているのは事実ですが、中共の対外拡張主義、中華思想なるものを忘れていました。実際、侵略する気もあるのではないかと。だからなおさら、加藤紘一氏のように慎重になるべきです(放火事件は明らかに敵陣営の陰謀でしょう、モサド、CIAの鉄砲玉か?)。私は親中派ではありませんが、日本の国益を考えた場合、無視できない相手であり(その狡猾で傲慢な国民性を考えた場合、どっぷりと浸かるべきでもないとも思いますが)、うわべだけでも友好的にやっていくべきだと思っています。私は、アメリカ一辺倒の悪魔的市場原理主義、規制緩和政策のおかげで、生活水準が低下し、被害をこうむった一人であるので、基本的には反米です。理想としては、中国をけん制しながらの“大人としての”アジア友好外交路線がベストではないかと考えております。アメリカ留学帰りの方が言っておられました。インドネシア、マレーシアなどの東南アジア系の人とはうまが合うと。しかし新アジア共栄圏はアメリカが許さない事でしょうね。そういった状況下での安倍政権(たぶん間違いないでしょう)誕生。正直言ってやばいと感じます。

太田龍氏の言うとおり、アメリカの術中に見事嵌っているという感じですね。そしておそらくは、米中間での合意もできているのかもしれません。アメリカの日本におけるとりこぼしは、今となっては日本メーカーの技術力と郵政資金350兆円ぐらいでしょう。それも、三角合併解禁で仕上げ間近、トヨタ、キャノンなどは多国籍企業みたいなもので、本社アメリカ移転などという話しも出ていますし、そもそもトヨタの奥田会長などは、金儲けができれば日本にこだわる必要などないと、とっとと日本を脱出する輩でしょう。はっきり言って私はきらいです。そして巨大郵貯の虎の子の資金(戦後の日本人の汗と涙の結晶)も郵政民営化で先は見えたとなると・・・いよいよ日本屠殺実行・・・。国土は中国にくれてやると。だから私は、郵政民営化には反対でした。そういうわけで日本は、安全保障を金で買っていたといえなくもありません。こうして考えてみると、日本国の資産の切り売りを推進してきた小泉(その本体は亡国の飯島秘書官であるといわれている)、竹中、猪瀬の罪は戦後最大であるといえると思います。

それでは起こるとすれば、それはいつか?となるのですが、北京オリンピック終了後、2009年~20012年説が有力です。中東情勢との絡みからみても、その頃かもしれません。私としては、ただただ、こうならないよう祈るばかりです。

そして少し進んでいき、うつぶしになり、祈って言われた、「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯を私から過ぎ去らせてください。しかし、私の思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」。 マタイ 2639

まさに十字架にかかられる前の、主イエス=キリストのゲッセマネの園での祈りの心境そのものです。もう一度言います。今度ばかりは決して他人事ではありません。少しでも日本国と未来ある子供達を想う気持ちがあるのなら、我々を育んでこられた、この美しい日本国のために、こうならないよう祈り求めましょう。

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